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元就様登物のクオリティが高かった動画。 [コメ付き]【戦国BASARA】瀬戸内行進曲 瀬戸内でセツナレンサ+おまけ 【戦国BASARA】瀬戸内でイー・アル・カンンフー 【戦国BASARA】異色コンビ⑤(政宗&元就) 【戦国BASARA】真っ赤な空を見ただろうか【信長様の退屈】 戦国BASARA ばさてい [ 手書き ] さよなら戦国BASARA-オマケ満載版- [ +マサルさん ] 【戦国BASARA】イッキトウセン!【手描き】 【手描きMAD】おくらのじかん【捨て駒向け】 【手書きBASARA】瀬戸内でミ○ドCMパロ 【グループ魂】パンチラオブジョイトイ【戦国BASARA】 瀬戸内だらけの/ゆ/うし/ん論
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利用者の皆様には申し訳ないが、今回は少し形式を変更させて頂きたい。 リンク元にもあるように、今回のテーマは「猿飛佐助」である。 そのため、猿飛佐助について語るうえで少し前提条件を確認しておきたいのである。 それは、猿飛佐助はあくまで架空の人物だということである。 勿論、モデルとなった人物の存在は指摘されているが、恐らくこの構造自体が揺らぐことはないであろう。 そして、そこから生じざるを得ない、歴史上の人物との関係性である。 創作は無論自由であるべきだが、戦国時代を題材とした作品における架空の人物は、 歴史上の人物との無関係にその存在を安定させるのは困難である。 そのため、何らかの著名な歴史上の人物と直接間接いずれかの関係性が必要となるわけである。 猿飛佐助(ひいては彼がリーダー格を務める「真田十勇士」達)にとって、 その関係を担保する人物こそが、真田信繁(幸村)であることに異議のある方は居ないであろう。 と同時に、多くの真田幸村の物語において、佐助ら十勇士は不可欠の脇役陣としての地位を確立しており、 両者は、「物語上の存在としては表裏一体」であると言えよう。 この事を踏まえたうえで、以下の引用記事に当たって頂きたい。 --まずは猿飛佐助が登場した経緯を教えてください! 山本:真田幸村をメインキャラクターの1人に考えたとき、一緒にいる忍者が必要だな……と思ったんです。 それで、知名度のある猿飛佐助を入れてみました。 キャラクターの性格としては、武田家の2人がボケ役だったので、ツッコミ的なポジションも必要かなと(笑)。 今回、冒頭で前提条件を確認したのは、まさにこの記述のためである。 そもそも、同作中にすでに真田幸村が存在しているというのに、 「猿飛佐助が登場した経緯」が戦国ものにおいて必要とされるであろうか。 これは、『三国志演義』であるならば劉備が居るのに関羽・張飛の両者が登場することを疑問に思うようなものではないのか。 或いは、『水戸黄門漫遊記』において、水戸黄門の左右に助さん・格さんが登場するのを訝るのと同じであろう。 本稿冒頭で述べたように、幸村が出るならば当然佐助も出るだろうというのが常識的な思考の筈である。 (その意味では、B公式が佐助を出したこと自体には何ら問題が無く、別の箇所にこそ問題がある) 続けよう。 「一緒にいる忍者が必要」という発言も奇妙である。 初代の時点では政宗にすら周囲を固めるキャラが居ないという状況であるのに、 何故、一方の(それも副主人公格の)幸村の側にだけは忍者が必要になると思えるのであろうか。 付け加えると、そもそも忍者であるという必要性の問題も疑わしい。 武士たる真田幸村の存在を際立たせるための脇役・相方分の職掌は、必ずしも忍者とは限らないからである。 更に、「入れてみました」という発言も同じである。 何度も繰り返すが、佐助と幸村は表裏一体の関係にあり、 取捨選択の問題はこの両者については基本的に無いのであるから。 以上のように、この両者の対話は本来想定されるような内容・構成が一切欠如している。 これは、一体何を意味するか。 過去のインタビューを振り返って頂きたいのだが、 そもそも公式は真田幸村の存在を知らなかったと述べている。 このことから、幸村とは表裏一体の関係にある佐助の事も公式は当然知らなかったと考えねばならない。 勿論、猿飛佐助は忍者の中でも極めて知名度の高い部類であり、彼の名は数多くの作品で用いられているが、 名前ぐらいは知っていても、それが戦国時代の真田家所縁の人物であることまでは知らなかったのかもしれない。 勿論、名前くらいなら知っているということは、「知っている」範囲には入らないであろう。 少し長くなったので、箇条書き形式で纏めてみたい。 何故、公式はそもそも猿飛佐助を出そうと思ったのか。真田幸村を知らない以上、彼と表裏一体の関係にある佐助の事を知っている筈はない。 作中の人間関係・勢力関係からしても不自然と言える。伊達と比較すれば、人選にかなりの偏りが出る。 上杉と比較すると、大名+忍者の構図は均等になるが、その場合は肝心の幸村が余計になってしまう。 何故、その経緯も不透明なのか。勉強したのであれば、そもそも上記の通り経緯自体が不要となる筈である。 武士の相棒分としての忍者という設定の場合、必ずしも忍者である必要はない。軍師・僧侶・商人・姫君など、相棒役のカテゴリーは多様である。 知名度の問題だが、佐助に勝るとも劣らない霧隠才蔵や三好政海入道は名すら全く挙がっていない。 疑問だらけ、矛盾だらけの内容であるが、これに対して統一的な回答を出せる、 ある一つの極めて特殊な仮説を用意することが出来る。 それは、「B公式は『真田幸村の傍らに猿飛佐助ではない忍者が存在する作品』の影響下にある」というものである。 あまりにも異様な仮説であると思われるかもしれないが、これによってすべてに矛盾なく説明が出来る。 この仮説によって、 真田幸村のそばに忍者が存在する必要性を、猿飛佐助の名前・存在を介さずに確保可能となるその忍者が作中で重要な活躍をしているとなおよい その「猿飛佐助ではない忍者」の所に「猿飛佐助」の名前・存在を後から代入することが可能となる 必然性ではなく、知名度の面から猿飛佐助を選ぶことが可能となる その作品の構造をトレスすることで、作品内部とは別の構造を強引ながら持ち込むという判断が可能となる と言う訳である。 さて、『真田幸村の傍らに猿飛佐助ではない忍者が存在する作品』などという都合のいいものが、 果たして本当にこの世に存在するのだろうか? もし、ご存知の方がいらっしゃったら、是非とも引用者に紹介して欲しいものである。 --シリーズを追うごとに、武田家の中での重要さというか、人物としての重さが深まってきた印象です。 山本:それは、武田家と言うのが大きかったと思います。 幸村が悩んだりするとき、やっぱりそれを支えるのは佐助なんですよね。 『3』で信玄が病になってうじうじした幸村を、そばで叱咤したのはやっぱり佐助ですし。 幸村が成長するための時間を稼いでいるわけですね。 三枚目っぽくもあるけど、実は心に忍びらしさを持っているというのが彼の魅力かなと。 どこかで聞いたような話。 良くある話と言うレベルではなく、既視感があるというレベルの話である。 --ほかのキャラクターに比べて、リアリスト的な描写が多いですよね。 山本:はい。 とくに『宴』だと、純粋な忍者の仕事の部分であるとか、裏の仕事の部分を見せられたと思っています。 何というか、リアリスト(笑)であろう。 作品自体がリアリズムとは程遠いというのに。 --かすがとの関係性は報われないまま終わるのでしょうか? 山本:そこは曖昧にしてるんですよね。 佐助にとってかすがは見ていてハラハラする、同郷の妹ぶん的な感情もあります。 本気で好きなのか、妹ぶんへの心配なのか。 そこはお茶を濁してますね(笑)。 本作品の総責任者であるプロデューサーからして男女の機微に対する理解が絶無なのだから、 この両者の関係もまともなものになる筈はないと思われる。 勿論、この手の話を蛇蝎の様に嫌う層がメインと言う商業上の要請もあるのだろうが。 --山本さんの忍者に対するイメージってどのようなものでしょうか? 山本:僕は白土三平さんのマンガを読んだので、史実よりもマンガ的な忍者の印象が強いですね。 あとは『伊賀野カバ丸』とか。 こちらもマンガですけど(笑)。 氏の読書(?)遍歴について。 氏の年齢を考えると、不自然な選出ではないと言えるが、ここで白土三平の名を挙げるのには疑問がある。 白土三平の忍者マンガと言えば、まず『カムイ伝』に指を屈さねばならないだろうが、 Bという作品内外の動きからしてそんな様子はどこにも見られない。 純然たるラブコメである後者は兎も角、前者の作品を読んでゲーム内容があの有様なのだろうか。 --白土三平から入ると、佐助のようなリアリストな忍者になりますね……。 そしておちゃらけ忍者成分と(笑)。 山本:佐助は一見ひょうきんなキャラクターですが、忍者としてのシビアな部分を強く持っている人物です。 そこは皆さんに見てもらいたい部分ですね。 『宴』だと、自分の生い立ちをおとぎ話風に語るシーンがあるのですが、『戦国BASARA』の佐助の生き様が深く感じられる部分だと思います。 そこは是非プレイしてみてください。 締めの箇所。 これまた、どこかで聞いたような話である。 勿論、剽軽さのある人物が、シリアスな場面では厳格な側面を見せるというのはよくある話ではあるが、 それを差し引いても既視感が拭えない。 最初から最後まで、新鮮さの欠如した内容であった。 『戦国BASARA』の猿飛佐助はこんな武将! 真田忍隊のクールな隊長 そして武田軍のツッコミ役担当 幸村を厳しく諌める現実主義者 最後の三行紹介。 何故か、今までの中で最もまともな類である。 架空の人物がまともな紹介で、実在の人物が駄目だというのは、公式の倒錯ぶりの表れだろうか。
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戦国BASARA(1期) 第4話揺れる緋の華 悲を呼ぶ信義! 第5話壮絶! 長篠・設楽原の義戦 第6話裂かれた絆 政宗屈辱の退却! 第11話 光秀謀反! 本能寺大炎上!! 劇場版戦国BASARA~The Last Party~ 戦国BASARA Judge End 第十話「死闘」 (お市の回想で3秒くらい登場) 学園BASARA 第3話B「ワルの花道」 第6話A「乙女たちの宴」 第7話「燃え上がれ!BASARA祭」(チアお市、ジャージお市、フォークダンス浅井夫婦) 第8話(アイキャッチのみ) 第10話A「静かなる大騒動!?」 第11話A「避難訓練は突然に」 第12話「BASARA学園の一番長い日」※最終回 参考リンク https //dic.pixiv.net/a/%E6%88%A6%E5%9B%BDBASARA%28%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%90%E3%82%B5%29 https //dic.pixiv.net/a/%E5%AD%A6%E5%9C%92BASARA%28%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%90%E3%82%B5%29#h2_4
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朱理は紅蓮の野に立つ ◆Wv2FAxNIf. 渋谷駅に近く、昼過ぎということもあって多くの客で賑わう喫茶店。 そのテーブル席に一組の男女が座っていた。 女性が着用しているのは、KMFを操縦するための赤いパイロットスーツだ。 ゴムのように伸び縮みする生地でできたそれは、彼女のメリハリのあるボディラインにぴったりと張り付いていた。 整った顔立ちで、スーツよりも少し淡い赤色の髪を肩まで伸ばしている。 そんな人目を引き付けてやまない外見の彼女が、がさつと言ってもいい食べ方でカレーを口に掻き込む。 そのため店内でその一角だけが浮いてしまっていた。 しかし彼女を注視しているのは、対面に座る男性だけだ。 「……ちょっと。何、じろじろ見てるのよ」 同じくカレーを食べていた男に、赤い髪の女――紅月カレンは目を細め、唇を尖らせる。 短く切った黒髪で、年齢はカレンと同じぐらいだという青年。 皮鎧の上に赤いマントを羽織った彼は、カレンの苛立ちにまるで動じていない。 どころか胸を張り、堂々と言い放った。 「感心していた。 やはり、よく食う女は発育がいいんだな」 「ちょっと!! それ、セクハラなんじゃないの!?」 カレンが勢いよくテーブルを叩く。 派手な音が鳴ったが、やはり他の客は誰も振り向こうとしない。 それから少し恥ずかしくなって、カレンは叩きつけた手をテーブルの下へ隠した。 「今日初めて会った相手に、よくそんなことが言えるわよね。 こっちこそ感心するわよ」 カレンの皮肉もどこ吹く風と、男はカレーを食べ続けている。 朱理と名乗ったこの男に振り回され続けるカレンは、今日だけで何度目かになる大きな溜め息をついた。 ▽ 博物館で目を覚ましたカレンは、まず身の回りの確認をした。 パイロットスーツを着込んでおり、財布、携帯、ポーチ、それに大切な『鍵』と、一通りの持ち物が揃っている。 全てブリタニアの捕虜になった際に没収されたものだ。 カレンは黒の騎士団のエースパイロットとして、ブリタニアから日本を取り返すべく戦っていた。 しかし戦争に敗北し、皇帝への反逆者として処刑を待つばかりの身となった。 そのはずが〈竜〉や〈喰らい姫〉と会うことになり、儀式に放り込まれ、状況に全く追いつけていない。 そしてそれらと同じぐらいに不可解なものが目の前に鎮座しているため、カレンの困惑は深まるばかりだった。 「……何で?」 地域の風景写真、人口推移のグラフ、そうした地域特有の資料が並ぶ中で唐突に展示された――紅蓮聖天八極式。 ダモクレス戦役でランスロットと相討ち、ほぼ大破した状態にあったKMFだ。 誰が修理したのかと、カレンは人目を気にしながら機体に手を伸ばした。 だが触れる直前、建物の外から男の怒鳴り声が響いた。 驚いて咄嗟に紅蓮から離れるが、屋内からでは様子は窺えそうにない。 やむをえず、カレンは紅蓮を置いて外へ向かった。 博物館の入り口に駆けつけると、建物の正面で男が通行人の胸に掴みかかっていた。 淡い光を纏って見える、鎧姿の奇妙な男だ。 カレンはすぐに止めに入ろうとしたが、足を止める。 男に怒鳴られようと、体を揺すられようと、その通行人は無反応だった。 他の通行人も同様に無表情で、二人の横を通過していく。 見て見ぬふりをしているというより、初めから見えていないような動き。 興奮した様子の鎧姿の男ではなく、その周囲の方が異常なのだ。 そうして出鼻を挫かれて立ち止まっていたカレンは、その男と目が合ってしまった。 「そこの変な格好の女!」 「っだ、誰が変な格好よ!!」 「よし、お前は話せるな」 しまった、とカレンは舌打ちする。 周りが見えなくなっているように見せて、この男は冷静だ。 そして男はあるものを指さした。 「これは何だ!?」 「何だ、って…………車じゃない」 何を言っているのかと、カレンは心底呆れた声を出してしまった。 しかし彼はその言葉を復唱して、停車したワゴン車の外装を興味深そうになぞっている。 「話には聞いたことがある。乗り物だな。 馬は要らないのか? それともまさか、地上の乗り物に蒸気を使っているのか?」 「要るわけないでしょ、馬も蒸気も。 全部サクラダイトよ」 ふざけているのかと声を荒らげそうになってから、思い出す。 〈喰らい姫〉に見せられた五つの世界。 カレンが知らない日本に、ニル・カムイに、殷に、スピラ。 数秒の映像ではあったが、それぞれが全く異なる文化を持っていることは理解できた。 それからカレンは改めて、まじまじと車を観察している男に意識を向ける。 「もしかして、ホントに知らないの?」 「知らん。だがお前は詳しいらしいな。 ちょうどいい、案内しろ」 彼は己の無知すら恥ずかしげもなく言ってのけた。 この男は元より人の上に立つために生まれた人間なのかも知れないと、そう思わせるほどの態度だ。 それはカレンにとっては思い出したくない相手を思い出させるもので、胸に苦い味が広がる。 しかし彼にはカレンの胸中など関係なく、互いに名乗り合った後で爽やかに笑ってみせたのだった。 「紅月に、カレンか。良い名だな」 傍若無人で、しかしどうしてか不快感は薄い。 それが朱理との出会いだった。 ▽ その後もカレンは朱理のペースに乗せられ続けた。 車、バイク、モノレール、携帯、テレビ。 乗り物や新しいものが好きだという朱理にとって、この渋谷は理想の環境だったようだ。 目を輝かせ、走り回り、あれは何だこれは何だとカレンを質問攻めにしては好奇心を満たす。 カレンは観光などしている場合ではないと思いつつも、他にやるべきことも浮かばず、結局辛抱強く付き合っている。 「そんなに隙だらけでいいのかしら。 私が後ろにいるのに」 「お前がその気なら、そんなことを聞く前に刺しているはずだ。 少なくとも今は乗り気には見えんが、違うか?」 街中で子どものようにはしゃいでいる朱理だが、時折こうして真剣な表情を見せる。 ただ好きなものを見て楽しんでいるだけではなく、間の抜けた姿すら計算ずくであるように振る舞うのだ。 少なくともただの馬鹿ではないらしいと、カレンは彼を評価していた。 とはいえ、説明続きでうんざりしていたのは確かだった。 最終的に朱理は「腹が減った」、「食うなら美味いものがいい」とごね始め、カレンもそこで我慢の限界に達した。 くだらない口論の末に適当に選んだ店に入り、無難にカレーを注文し、現在に至る。 腹を満たしたことで多少、お互いに気分が落ち着いていた。 「しかし、俺が女に奢られるとはな」 「私だって好きで奢ってるわけじゃないわよ。 でもここのお金がないなら仕方ないじゃない」 「そうは言うがな。前だって――」 はたと、何かに気づいたように、朱理は言いかけた言葉を飲み込んだ。 そしてそのまま黙り込んでしまう。 「ちょっと、最後まで言いなさいよ」 「……いや。 俺も整理できていなかった。 悪いが忘れてくれ」 口数の多い無遠慮な男がカレンの前で見せる、初めての姿だった。 それまでの威勢の良さが嘘のように消え、神妙な面もちで考え込んでいる。 「案外俺は、未練がましいのかも知れん」 朱理がそう小さく付け加えたことで、カレンは女性の話だろうと察した。 朱里のことを何も知らないのだから、見当違いな推測かも知れない。 しかし今のカレンにはそう思えたのだ。 「未練っていったら、これもきっとそうなのよね……」 カレンは朱理に届かないような声量で呟き、携帯電話を指で摘み上げる。 十数分前にあった着信に何の返事もしていない。 電話してきたのは、ルルーシュだった。 彼に駒だと言われた時、裏切られたと思った。 それでも直後に「君は生きろ」と言われて、彼の真意が分からなくなった。 だからもしもアッシュフォード学園で彼が「ついてこい」と言ってくれていたら。 駒ではなく紅月カレンを必要としてくれていたら。 きっとそれが、何よりも大切だと思っていた日本を裏切る道だったとしても、ついていったのだろう。 けれどそうはならなかったから、この話は終わりだ。 彼に別れを告げて。 殺そうとして失敗して、戦争にも負けた。 もう終わったのだ。 嫌なら着信拒否にすればいい。 意地を張っている場合ではないと思うなら、素直に電話に出ればいい。 そのどちらもせずに、ただ履歴の名前を眺めている。 きっとこれこそ、未練だ。 「連絡が取れる相手はいないのか?」 「……いないわよ」 朱理の問いに嘘をついて、携帯をテーブルに置いた。 外部とは繋がらず、他に番号を知る相手もいないとなれば、もう使い道がない。 代わりに地図を広げ、朱理におおまかな説明を行う。 「今いるのがここ、渋谷。 環状線を挟んで内側が租界、外側がゲットー」 「環状線は、確かモノレールの名前だったな。 租界やらゲットーやらというのは?」 「租界は、ブリタニアに媚びを売って栄えた盗人の街。 ゲットーは、ブリタニアに散々傷つけられた私たちの街よ」 説明しながら、カレンは苦虫を噛み潰したような表情を浮かべる。 いつだって、環状線の内と外の間にある格差を憎んでいた。 ブリタニア人が我が物顔で伸し歩く租界を見ても、廃墟が広がるゲットーを見ても、ブリタニアへの憎悪が膨らんだ。 しかしこの地では、少々事情が違うようなのだ。 「さっき見た限りでは、そんな大層な差があるようには見えなかったが」 「そうなのよ。 ここが日本だったら――私の日本だったら、そんなのありえない。 それに租界だって、今は人が暮らせる状態じゃないから……やっぱりおかしい」 数ヶ月前に使用されたフレイヤ弾頭により、租界は壊滅して巨大なクレーターになった。 渋谷の一部もその範囲に入っているはずで、街として正常に機能しているはずがない。 「それならここは、俺の知る日本でもお前の知る日本でもない、三つ目の日本か?」 「そう……なのかも知れないけど。 それにしてもやっぱり変というか……」 カレンが曖昧に言葉を濁す。 気になるのは、二点。 一点はこの街がサクラダイトに支えられていること。 カレンにとっての日本と朱理にとっての日本の姿がかけ離れていたのに対し、ここはカレンにとっての日本に近すぎる。 ブリタニア人を全く見かけないことを除けば、生活様式にも大きな違いが見られない。 そしてもう一点は、この街に住む人々の様子だ。 彼らの姿に、カレンは既視感を覚えたのだ。 「リフレインっていう薬があるのよ。 自分にとって一番よかった頃を思い出させる、最低な薬。 日本って名前にこだわったり、皆して妙に幸せそうな顔をしてたり……。 この街の人たちを見てると、薬の中毒患者そっくりでムカつくわ」 「夢を見ているような状態になるわけか」 「そうね……多分、そんな感じ」 朱理の言葉で、〈喰らい姫〉も「夢」と口にしていたことを思い出す。 しかし街や人が「夢」だと言われても意味が分からなかった。 朱理はまだ街について考えているようだったが、カレンは早々に諦めることにした。 ここで考えていても進展があるとは思えない。 ルルーシュならば何か気づいているかも知れないと、そう考えてから、すぐに頭を振ってその思考を追い払った。 ちょうど食事も終わったところで気を取り直し、本題に入ることにする。 「それで、これからどうするつもりなの?」 「まずは人を捜す。 知り合いもそうだが、協力者が欲しい。 そういうお前こそどうなんだ」 朱理の答えは明瞭だった。 何も考えていないように見えるだけで、この男は考えるべきことは考えている。 緊張感は薄いが、この状況でも平常心を保てるのはむしろ強みといえる。 「私の敵はブリタニアよ。 関係ない人たちと殺し合えって言われても従えない。 ……本当に五人しか帰れないようなら、困るけど。 〈竜〉の力っていうのも気になるし……」 「殺し合いに関しては、何とかなるかも知れん」 「どういうこと?」 カレンが思わず聞き返す。 朱理のことは評価していても、そこまで考えがあるとは思っていなかったのだ。 「お前も〈竜〉には会ったんだろう? 何を言われた」 「何って……〈契りの城〉に行けるのは五人だけって」 「そこじゃない。 俺は『器を示せ』と言われたぞ」 改めて〈竜〉の言葉を思い出せば、確かにそうだった。 そしてカレンは朱理が言わんとしていることを理解する。 「殺し合え、って言ったのは〈喰らい姫〉だけ?」 「そうだ。 俺は〈喰らい姫〉の言うことを鵜呑みにする気はない。 別の道があるかも知れんということだ」 単に〈赤の竜〉が明言しなかっただけなのかも知れないが、と朱里は付け加える。 だが争う以外の方法の可能性が見えたことは大きかった。 よく考えている。 よく観察している。 態度に反して、朱理は思慮深い。 対する自分はどうだろうかと、カレンは自省する。 朱理よりも多くの情報を持ちながら、名簿に載った彼らに――着信履歴にある彼の名前に、気を取られている。 反省している今ですら、〈竜〉や帰る方法よりも、彼らとの決着の方が気になってしまうのだ。 朱理に遅れを取るのも当然だった。 そうしてカレンが黙っている間にも朱理は話を続け、不満を口にする。 「だいたい、俺はあの女が気に入らん。 次の時代の担い手を決めると言いながら、その選定方法が殺し合いだと? そんなもんはこっちから願い下げだ」 強者が弱者を殺して、それで手に入れた力を振るうのでは、これまでの時代と何が違うのかと。 静かな憤りをもって、朱理はそれを語る。 正しい、正当な怒りだ。 だが彼の正論はカレンにとって、快いものではなかった。 「じゃあさっさとここを出るわよ。 じっとしてても仕方ないんだから」 「……おい、何を怒ってるんだ」 「別にあんたに不満があるわけじゃないわ。 あんたの言ってることが、私の嫌いなやつに似てただけ」 裏切りの騎士と呼ばれた日本人がいる。 名簿にも記載されたその人物と、カレンは最後まで手を取り合えなかった。 彼も日本を想って行動しているのだと信じていたが、結局権力を求めていただけだったのだ。 次に会ったらKMFではなく素手で殴ってやりたいと、そんなことを考えながらカレンは席を立った。 朱理が後ろから文句を言ってきているが、構わずに会計を済ませる。 そうして店を出ようとしたところで、地面が鳴動した。 ▽ 店の外に出て、朱理は噴煙を見た。 方角はカレンの説明によれば、租界の中心に近い。 「ここにいる連中が自発的に何かするとは思えんな。 殺し合いのために用意された『夢』とやらなら、事故や偶然もないだろう」 「誰かが派手にやってる、ってことかしら」 「そうなるな」 噴煙の数は増えていく。 街が破壊されていく。 朱理は噴煙の方角へ向かおうとして、カレンに腕を掴まれた。 「ちょっと、どうするつもり?」 「参加者の誰かがいるはずだ、会って止める」 まともな策はまだ浮かんでいない。 持っている武器は剣一本、土地勘はほとんどなく、地元の住人を味方につけられるとも思えない。 普段の口八丁で切り抜けられる状況ではなさそうだが、それでも逃げるという選択肢はなかった。 「見ろ、周りにいる連中を。 こんな状況でも誰も見向きもしない。 このまま続けばこの連中も巻き込まれる」 何の縁もない、話もまともに通じない、本当に生きた人間といえるのかも怪しい人々だ。 だからといって、彼らをむざむざと殺させていい理由にはならない。 その考えはカレンも同様だったらしい。 「私だって黙ってるつもりはないわよ。 でもあんたには武器がないんでしょう? だから」 言って、カレンは胸元から『鍵』を取り出す。 赤と白、炎と翼を組み合わせたような意匠のそれを、彼女は握り締めた。 「見せてあげる。 あたしの紅蓮を」 紅蓮聖天八極式。 女性パイロットが乗る機体とは思えないほどいかめしいフォルムで、特に鋭い鉤爪を持つ右腕は悪魔じみた形状だ。 そのスペックは現代のKMFの中でも最強と呼んで差し支えなく、ランスロット・アルビオンすら凌ぐ。 何故か博物館に展示されていたその機体に、カレンは乗り込んだ。 日本式の紅蓮のコックピットは、背もたれ付きの座席に座るブリタニア式のコックピットとは趣が異なる。 居住性が重視されたブリタニア式に対し運動性が求められた結果、座席にバイクのように跨って操縦する方式が取られたのだ。 カレンは席に着くと姿勢を前に倒し、操縦桿を握る。 非常時とはいえ、久しぶりの感覚に気持ちが高揚するのを感じた。 起動キーを刺して機体のチェックを行うが、オールグリーン。 期待のコンディションもエナジーも問題なく、いつでも動かせる状態だ。 発艦の前に、気分を落ち着けるべく一つ息を大きく吸い込む。 そして一人の男が、それを台無しにした。 「おい、狭いぞ」 「仕方ないでしょ、一人乗りなんだから!」 紅蓮の全高は平均的なKMFと大きくは変わらず、約五メートルである。 コックピットのスペースは限られており、朱理はカレンの座席の後ろで中腰を余儀なくされていた。 「変なところ、触らないでよね」 「ボタンの話か? いや体の方か」 「両方よ、バカ!!」 締まらない空気のまま、紅蓮は発進する。 エナジーウィングで機体全体を覆い、防御姿勢を維持したまま外界とを隔てるガラスを打ち破った。 ▽ 紅蓮が空を舞う。 エナジーウィングによって鋭角の運動と高速機動を可能にしたこの機体は、ものの数分で目標地点へ到着した。 渋谷から租界の中心に向かう、その途中に位置する場所。 一度空中で停止し、地上の様子をモニターで拡大する。 そこに映し出された光景は、カレンの想像を絶するものだった。 人が人を襲っている。 襲っている者たちは――死体。 信じたくはないが、手足の欠損や胸部の損傷の具合から、既に死んでいるとしか思えないのだ。 動く死体が群れを成して、人を襲っている。 高高度から街全体を見渡せば、群れが租界の中心の方角から放射状に広がっていくのが見て取れた。 このまま拡大すればいずれは環状線を越え、ゲットーを、そしてトウキョウ全域を覆うだろう。 現実味のない光景にカレンが息を止めたのは、一瞬だけだった。 すぐに「敵」を認識し、感情を爆発させる。 「やめろぉぉおおおおおおおッ!!!!」 紅蓮の右腕を発射する。 右腕は肘から先が着脱可能で、ワイヤーによって肘と繋がっている。 そして腕自体にブースターが点いているため、射出後も軌道を自在に変えられるのだ。 鋭い鉤爪が高速で飛び、生者を襲おうとしていた死体を貫く。 同時に、死体が高熱によって破裂した。 掌部分に搭載された輻射波動と呼ばれる機構によるものだ。 高周波を短いサイクルで対象に直接照射することで膨大な熱量を発生させ、爆発・膨張を起こす兵器。 KMFですら一撃で破壊する威力であり、実際に戦場では夥しい戦果を挙げている。 これが強力なブースターと組み合わさることで、紅蓮本体がその場から動くことなく、戦場を蹂躙することが可能になった。 腕が群れの中を縦横無尽に駆け回り、死体たちが原型を留めず破壊される。 腕が発射されてから紅蓮本体の元へ巻き戻されるまでの数秒のうちに、一つの通りにいた死体たちは全てただの死体に変わった。 だが潰したのは全体のほんの一部に過ぎない。 街全体を覆わんとしているそれは、紅蓮の力をもってしても止め切れない。 「早く、早く止めないと……日本人が……!!」 「……カレン、他の武装はあるのか」 朱理の声を聞き、カレンは我に返った。 焦りを鎮め、紅蓮の機体に装備された武器を確認する。 「えっ……と……MVSとスラッシュハーケンと……」 「ええい分からん。 今の以外に、広範囲を纏めて巻き込むような武装はあるかという意味だ」 「……ないわ」 「サクラダイトとやらのことは分からんが、要は燃料だろう。 これはいつまで動かせるんだ。 補給の目処は?」 「……そんな何時間ももたないわ。 補給も……ここでは多分無理」 エナジーウィングも輻射波動も、莫大なエネルギーを必要とする。 普段なら黒の騎士団を頼るのだが、この場ではそうもいかない。 一度エナジーが切れてしまえば、如何に紅蓮が強力でも動かなくなる。 「引け、カレン。 これ以上は無駄だ」 「……こんな時まで正論?」 朱理が正しい。 それは分かっている。 否、言われなくてももう分かっていたのだ。 ここまで広がってしまった以上、紅蓮ではどうしようもないと。 だがそれを認められるぐらいなら、初めから手出ししていない。 操縦桿を握る手を震わせて、モニターの先の景色を凝視したまま叫ぶ。 「目の前で人が殺されてるのに逃げろって言うの!? 力があるのに! 一人で冷静ぶってそんなの――」 「おい。 俺が好きでこんなことを言ってると思うな」 そこでカレンは初めて振り返った。 一段と低くなった朱理の声に、怒らせたのかと思った。 しかし朱理の顔に浮かぶのは怒りではなく、悔しさだ。 怒りがあるとすれば、それは自分自身へのものだ。 唇が白くなるほど噛み締めて、沈痛な面持ちでモニターを見つめている。 「軍がない以上、街を守るには民自身に戦わせる必要がある。 自分たちでバリケードを作らせて、応戦させて、それで勝てるように俺が指揮を執る。 だがここの連中にはそれが通用しない……逃げようともしない。 だから、ここで俺たちにできることはない」 カレンが正面を向くと、モニターの向こう側では未だ殺戮が続いていた。 ブリタニアが日本に行った侵略よりもなお一方的な、虐殺だった。 「何も持たないことがこんなにも無力だとはな。 久しぶりに思い知った」 「……そう。 私はつい最近、力があってもどうにもならないって思わされたばっかりよ」 紅蓮はランスロットに勝利した。 だが戦争に勝ったのはブリタニアで、皇帝による世界征服が成し遂げられてしまった。 紅蓮が最強のKMFでも、カレンがそれを使いこなせても、世界は変えられない。 今の状況すら、変えられないのだ。 カレンが肩を落とす。 そこで朱理はひとつ提案をしてきた。 「せめて租界の中心に行けば、原因が分かるかも知れん。 無駄足になる可能性もあるがな」 今ここで襲われている人々を助ける方法は見つからないが、まだやれることはある。 カレンも大人しく引き下がるつもりはなかったので、朱理の言葉に大きく頷いた。 「いいわ、付き合うわよ」 目標を決め、操縦桿を握り直す。 だが眼下で一点、異変が起きた。 モニターに映る景色の一角で、淡く光るものがある。 数百メートル先にあったその光を拡大すると、一人の青年が動く死体に囲まれているのが見て取れた。 青年の頭部からは突起が生えており、触覚か角かと迷ったが、髪の一部のようにも思える。 青い髪と着物のような衣服を纏ったその男が、腕を振り上げた。 「え……?」 その男は何も手にしていなかった。 しかしその手を振り下ろした時、周囲にいた死体たちが糸の切れた人形のように呆気なく倒れていったのだ。 もう一度手を振り上げて、下ろす。 同じように死体が倒れる。 しかしそれは死体に限った話ではなく、生きた人々の身にも振りかかった。 生者も死者も問わず、死んでいく。 反射的に輻射波動腕を掲げ、その男に向かって打ち込もうとして――止まる。 カレンは紅蓮の内部にいる。 距離もある。 だというのに――目が合った。 モニター越しにも関わらず、その男は確かに視線をカレンの方へと向け、にんまりと口元に笑みをつくったのだ。 背筋や首に蛇が絡みつくような気持ちの悪さ。 それでも咄嗟の反応ができたのは、これまでに培ってきた経験と、パイロットとしての天性の才能のお陰だろう。 紅蓮が急激に高度を上げ、向かってきた炎の塊を回避。 反撃に、円盤状にした輻射波動をその男へ投げつける。 そしてカレンはその結果を見ることなく、紅蓮を急発進させてその場から離脱した。 ▽ 「随分、優秀な機械のようだな」 赤い機体の姿が瞬く間に小さくなっていくのを、シーモアは手出しせずに見送った。 遠目ではあったが、機械の大きさは召喚獣と同程度。 速度も機動も武器の威力も、アルベド族が用いるものとは比べ物にならない。 あれはスピラの外の技術によるものなのだろうと、シーモアは結論づけた。 スピラ以外の世界の、兵器。 〈喰らい姫〉に見せられた通り、スピラの外にも絶望が満ちている証拠だ。 世界を隔てようと、『シン』が存在しなかろうと、人の本質は変わらない。 クツクツと、シーモアは声を殺して嗤う。 人間同士で殺し合う者たちも、あの〈喰らい姫〉すらも、滑稽でならなかった。 〈喰らい姫〉は言った――救うのか、滅ぼすのか、それとも革命か、と。 あの少女は全てを知ったような風でいて、まるで理解していないのだ。 救いとは滅び、滅びとは救い。 この二つは同一のものなのだと気づいていない。 ならばシーモアが己の手で、示すしかないだろう。 全ての世界に滅びを。 人間が死に絶えれば、生者の世が終われば、死の螺旋もまた終わる。 悲劇の連鎖は止まり、人々は悲しみから解放される。 それこそが、シーモアの与える救いなのだ。 〈竜殺し〉である必要すらなく、〈竜〉さえ殺せば世界を滅びへ向かわせられる。 悲願の達成を間近に感じながら、シーモアは死体の街で踊る。 【一日目昼/渋谷(東部)】 【シーモア@FINAL FANTASY X】 [所持品]不明 [状態]健康 [その他] 〈竜殺し〉ではない ▽ カレンは途中で何度か方角を変え、何も追ってきていないことを確かめながら逃げる。 そしてまだ破壊されていない地域まで戻ったところで、紅蓮をビルのヘリポートに着地させた。 「……退いたわよ。 これでいいんでしょ」 「ああ、今はこれが正しい」 生身の人間を相手にKMFが退くことは、本来あり得ない。 だが〈竜〉がいる、死体すら動き回るこの異常事態の最中では、あの男が本当に人間なのかどうかすら怪しい。 得体の知れない相手を前にして、カレンは朱理に言われるまでもなく撤退を選んだ。 紅蓮のエナジーを無駄に消耗するわけにはいかなかった。 そして何より、一瞬交わってしまったあの視線が、今も視界の片隅にこびりついている。 「租界の中心に向かうのは後だな。 状況を整理したい」 急いだところで死体を止められる確証はなく、動き回ればまた妙な相手に出くわすかも知れない。 被害を見過ごすことになるが、カレンはやむなく同意した。 「分かったわよ。 私も少し休むわ」 コックピットのハッチを開け、二人は外へ出た。 朱理が地図を見つめている間に、カレンは屋上の縁から身を乗り出す。 眼下に広がるのは、平和に見える風景。 カレンが取り戻せなかった風景で、これから失われるであろう風景だった。 変えられない。 〈竜殺し〉である紅蓮を持ちながら、何も。 カレンは己の無力を、もう一度噛み締めた。 ▽ この殺し合いは圧倒的に不利な状況で始まったのだと、朱理は理解した。 そもそもカレンとの出会いがいなければ、参加者と殺し合う以前に死体に殺されていただろう。 力も、地位も、名誉も、武器も、軍も、何もない。 それでも平常心を保っていられるのは朱理の生来の打たれ強さと、経験によるところが大きい。 無一文同然の状態になるのは、これで三度目なのだ。 一度目は信じていた部下に裏切られ、クーデターで地位を追われた。 二度目は知りたくなかった事実を突きつけられ、狼狽したまま戦に敗けた。 どちらも朱理にとって想定外の出来事で、特に二度目は自殺を図るに至るほどだった。 それらを思い知った今の朱理だからこそ、今回の儀式に心を乱さなかった。 とはいえ他人に運命を弄ばれて、黙っていられるような男ではない。 まして名簿に更紗の名があり、目の前で民が殺されるのを見せられてしまったとあっては。 ――〈竜〉も〈喰らい姫〉も、後悔させてやる。 ――望んだ結果を得られると思うなよ。 赤の王、朱理。 王朝の反逆者。 王子の身でありながら、王家に禍いをもたらすと予言された呪いの子。 どんな環境に置かれようと、その内側にあるものは何も変わらない。 例え〈竜殺し〉であると宣告されようと。 朱里は朱里のまま、運命に反逆する。 【一日目昼/渋谷(西部)】 【紅月カレン@コードギアス】 [所持品]紅蓮聖天八極式、ポーチ、財布等 [状態]健康 [その他] 紅蓮は〈竜殺し〉 【朱理@BASARA】 [所持品]剣 [状態]健康 [その他] 〈竜殺し〉です。 Back 汝は竜殺しなりや? Next 国の真優ろば GAME START 紅月カレン 012 光芒 朱理 シーモア 014 スアロー・クラツヴァーリの場合
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脚本:渡邊大輔/絵コンテ:佐野隆史/演出:高林久弥、平林拓真/作画監督:滝口禎一、谷野美穂、小林利充/アクション監修:うつのみや理 ついに石田三成の前に立った伊達政宗。 対峙する片倉小十郎と大谷吉継。 毛利元就の前に追いつめられる長曾我部元親。 空中では、本多忠勝と島津義弘が戦っていた。 それぞれの戦いに、ついに終止符が打たれる。 今、己の全てを、この戦いに賭けた男達に下される審判の行方は!? (アニメ公式サイトより引用) +←箇条書き先頭のこの部分をクリックすると詳細が表示されます。 もう一度クリックで 閉じます。 ※このページでは検証目的で「戦国BASARA Judge End」(テレコム・アニメーションフィルム制作)の映像を一部引用しています。 サムネ表示なので、クリックすると大きめの画像へ飛びます。 ・以下アニメの疑問点を紹介 + がらんどうな本陣 がらんどうな本陣 東西両軍の本陣が一番手薄であり人が少ない。演出上だとしても有り得ない。 + 唐突な原作シーンのねじ込み 唐突な原作シーンのねじ込み 一話から十一話全般に言える事だが、過去一話から十話までオリジナル色強く原作のままという 演出はほぼ無かった。 (有ったとしても原作とは違った方向性にねじ曲げられていた為に原作のままという訳では無い) だが十一話にして前後無視の原作シーンのオンパレードである。 しかし過去オリジナル色が強く、原作とはかけ離れたキャラクター性、ストーリー性に なっており、何よりキャラのバックボーンの描写が無く、まるでダイジェストの様な内容。 そこに来て十一話で原作のストーリー(台詞)を唐突にねじ込んだ演出。 上記の通り今更原作シーンをねじこんだ所で意味不明の演出となり、違和感が強い。 「入れ替えられたキャラクター」項目とは別に、元親vs元就であっても、政宗vs三成であっても それまでの行程や積み重ねや物語が一切無い状態であり、原作のキャラクター性が崩壊している状態での 原作シーンのねじ込みによるやりとりは、最早滑稽な演出とさえ言える。 + 「Go to hell」 「Go to hell」 原作にも政宗が三成と対峙した際に「Go to hell」と言っているが、原作では抜刀して その刀身を下に向けての「Go to hell」である。 だがアニメにおいては親指を下にするジェスチャーでの直接的な「Go to hell」であり、 何故そのような演出にしたのか理解に苦しむ。 原作台本全集には(政宗、刀を握って刃を下に向け、地面を指す。つまり、親指を下に突きつけるポーズ) と記されている。 さらに技を出した時のように「Go to hell」とでかでかと書かれた文字で画面は埋め尽くされる。 演出の意図が全く分からない。 + IG版を明らかに意識している演出 IG版を明らかに意識している演出 この検証wikiはIG版との比較をする場では無いが、明らかに意識されていると思われる演出が多い為 十一話において項目を増やす事とする(十話においてもIG版が意識されていたと指摘されている箇所は有る) まずは政宗と三成が西軍本陣にて交戦を始めた所、引き画となり山頂付近で爆発、その後爆風が周囲に吹き荒れ 合戦場に居た足軽達が巻き込まれるシーンが有るが、IG版において一期第一話の政宗と幸村が邂逅し交戦した際の 演出と余りに似ている(クオリティに関しては言及せず) そして毛利の日輪鏡の変形後はIG版二期においての天陽の墜のミニチュア版のような様相となっている。 IGのオリジナル要素をアニメ開始時では尽く排除していたにも関わらず、特に中盤以降(※)から方向性の変更なのか IG版に寄せてきているのではという声があがっている。 (※) 1話において秀吉vs家康での戦闘シーンは比較的派手(建物含めた一帯崩壊)であったが、政宗vs三成、小十郎vs三成は 固有技も画面に出る文字に潰され、まるでリアル寄りに演出されているような血飛沫が上がる戦闘シーンであった。 それ以降の戦闘でもBASARAらしいとされるド派手なアクションも無く鍔迫り合いの様な戦闘シーンが続く。 しかし6話において政宗vs家康の戦闘で、突然今までの演出を引っくり返すような地面が抉れ風が吹き荒ぶような演出がされ IG版の演出に寄せているのではという声が多かった。 + 入れ替えられたキャラクター 入れ替えられたキャラクター 刑部と小十郎との交戦時に交わされる言葉は、本来原作では刑部と元就とが交わす言葉である。 途中までほぼそのままとも言って良い台詞の流れになっているが、アニメ内において刑部と小十郎が顔を合わす場面はおろか 刑部に関して小十郎が何かしら情報を集め話題にしていた事は無い。 にも関わらず 片倉「等しき不幸だと?」 刑部「ああ、この世全てに等しき不幸よ!」 片倉「俺にもか!」 刑部「主もよ!」 片倉「てめえもか!」 刑部「我もよ」 片倉「政宗様にも」 刑部「独眼竜にも」 片倉「石田にも!」 刑部「三成もっ……!?」 刑部「三成にはこれ以上の不幸は与えさせはせぬ!」 片倉「他人を騙す事は出来ても、己の心を騙す事は出来ねえようだな。 大谷、今のてめえは誰よりも優しい男だ」 と、つい先程まで「この世全てに等しき不幸よ!」と言っていた人となりを知らぬ相手に「優しい男だ」と言うのは明らかに 不自然であると言える。 刑部が西軍の軍師である事を知っていたとしても、三成との関係性さえも小十郎が知っている事に違和感しかない。 JE全ての回で言える事だが、原作にはそれぞれのルートやストーリーが有りバックボーンがしっかりしているが アニメではそれらが一切無く説明も伏線も何も無い状態の為に、取ってつけただけのツギハギシーンとなってしまっている。 その為、新規視聴者だけでなく原作を知っていたとしても、意味の分からない演出となってしまっていると言える。 更に前提も何も無い為に、同じ様な台詞やシーンの一部等を持って来たとしても、全く違う印象を受け意味が分からなくなっている。 だがそれ以前にこの一連の流れはキャラクターが入れ替わっている為、印象が違う所の話では無い。 + 本多忠勝と島津義弘の空中戦 本多忠勝と島津義弘の空中戦 島津からの攻撃により前面に攻撃を受ける忠勝だが、何故か背後のバーニア部分が壊れ落下する。 だが、今までの回において一度も原作のようにバーニアの部分が開き火を吹き飛ぶという描写は無く バーニアの存在は無かったような演出が続いていたにも関わらず、今さらバーニア部分が 壊れて落下というのには違和感が有り過ぎる。 そしてなぜか島津を庇う忠勝。 アニメ内において島津と忠勝の因縁の様なものはほぼ説明されておらず、説明されていたとしても意味不明なのだが わざわざ島津を忠勝が庇うという演出の意図が分からなくなっている。 なお、それまでの二人の戦いの描写は下降している島津の高度に合わせて忠勝は戦っている。自由に空を飛べる忠勝が その利点を生かさずに交戦している事に強い違和感を覚える。 島津においては下降し続け、当たり前だが自由に空を飛べる訳では無い。だが最後の一撃時、空中で踏み込んでいる。 空中で踏み込めるのならば下降する必要は有ったのだろうか。 何より第九話において、数に勝る西軍の包囲を突破するために忠勝は出撃しているはずだ。 本来ならこの勝負を受けて立つ必要もなく、己が任務を遂行するならば有利な上空に留まって相手を牽制するのが妥当だろう。 大局を揺るがしかねない忠勝の判断に、ひたすら首を捻るしかない。 + 大喧嘩のけじめ 大喧嘩のけじめ 政宗が三成と手合わせの如く交戦した後に 「アンタの命なんざ興味はねえ、オレはオレのけじめをつけただけだ。End of judgement、 オレとアンタの審判は下った。だがな石田、アンタが日の本を巻き込んだ大喧嘩のけじめは アンタ自身がきっちりつけな」 と発しているが、関ヶ原は天下分け目の戦である筈が単なる喧嘩と評している事に激しく違和感を覚える。 原作において政宗は戦を「Party」と評する事は有るが、Party=喧嘩では無い。 何より東西両軍数多の武将や兵卒が動員されている合戦を、喧嘩と評するのは如何なものか。 そして政宗と三成の交戦と同様、幸村と家康の交戦においても私怨の稽古試合のように敵大将を討ち取るでも無く 終了している。足軽等は命を落としている演出が数多くされているにも関わらず、東西大将及び各軍大将は 敵方の士気や戦意を削ぎ制圧するでも無く敵側と慣れ合っているような演出に、どこにも天下分け目を 感じる事は出来ない。 加え、幸村に至っては敵側(東軍)の本陣に居座り続けるという、意味の分からない状況となっている。 + 気付く三成 気付く三成 政宗との交戦(決着)時、三成は政宗の言葉(上記大喧嘩のけじめ項目内の台詞)にハッとしているが そもそも三成は家康を殺す為、家康との決着をつける為に関ヶ原において戦をしているはずである。 そして政宗の言葉が胸に響いたかのような演出になっているが、元来原作の三成ならば「黙れ!貴様の道理等不要だ!」 と叫びそうなものである。 原作において上記項目の台詞は無い。 この元となる原作シーンでは、最終的には虚脱状態のような足取りで去ってゆく三成に対し「地獄ってのは、死んでから 行く場所でもねえ」と政宗が言う演出になるのだが、アニメにおいては三成は怪我一つ無く元気であり、 過去アニメ回において秀吉に対する狂気じみた信奉心や、家康に対する憎悪怨恨の描写が限りなく薄くなっている為に 一連のシーンも薄っぺらい演出となってしまっている。 何よりアニメの政宗では、そのような言葉に全く重みを感じる事は出来ない。 + 「竜の右目が傍に居た事を思い出させてくれたんだからな」 「竜の右目が傍に居た事を思い出させてくれたんだからな」 前回までに小十郎が政宗に対し何かしているとすれば「取り押さえろ!」と言い足軽に政宗を取り押さえさせ 自身の首と政宗の命が同等とでも言うように自身の首で謙信に見逃してくれる様みっともなく嘆願し、主に対して 突然暴行を働き幼名で呼び捨て、政宗に「手負いの右目は黙ってな」と言わしめたのがアニメ内の小十郎である。 そんなアニメ内の小十郎に対し、いつ政宗は右目が傍に居ると思ったのかは謎である。 + 「これからワシは、天下を欺く大罪人だ」(回想) 「これからワシは、天下を欺く大罪人だ」(回想) 「忠勝……ワシがこの手で秀吉殿を殺した。この手で、力によってだ」 「この世に横たわるものは力……そう、秀吉殿、貴方は正しかった。 人々は大きな力に包まれ、安心を得たい。ワシも力を求め、これまで信じてくれた多くの者を 死地に送ってきた。 だが、それじゃ駄目なんだ。そんな世の中が当たり前では、人が簡単に死にすぎる。 だから、ワシはこの世全ての力を絆という衣で覆い隠す事を決めた。 これからワシは、天下を欺く大罪人だ!」 秀吉を討った直後と思われる回想での家康の言葉である。 この台詞は舞台からの流用とされている。 すでに幾度も指摘されている事だが、元々家康は秀吉の天下を否定する立場であり、原作において 秀吉を信奉するような描写は無い。だがアニメ内において「秀吉公のつくる天下を信じている」 「秀吉公との絆を信じている」 加え上記の台詞といった様に、原作とは乖離した家康のキャラクター性が何度も 演出されている。その結果、上記の絆論である。 原作においては家康自身、己の掲げる絆に矛盾を感じてはいるが、否定はしていない。 そして上記過去回想においての家康の発言からは、力を否定しつつも絆自体もまやかしのように受け取れてしまう。 忠勝や三河武士との絆が無かった事にされている今アニメだが、それにしても有り得ない演出ではないだろうか。 だがそもそも「絆という衣で力を覆い隠す為に自身は天下を欺く大罪人である」という言葉の意味や真意を 読み解くのが非常に難しい台詞回しとなっていると言える。 + 背後の足軽達 背後の足軽達 作画リピートで妙な動きをしている足軽達だが、徳川軍と豊臣(石田)軍のみで他の軍の兵は一人も見当たらない。 伊達軍は既に政宗と小十郎が馬に乗って帰り支度を済ませているような描写が挟まれる事から、伊達軍も 帰り支度をしているのではないかと思われるが、武田軍が一人も居ないのはおかしい。 (前回指摘されているが、小早川軍(兵は市に飲み込まれ実質一人の描写)は逃走、大友軍は戦線離脱している) + 忠勝と刑部の謎の数珠 忠勝と刑部の謎の数珠 忠勝が胸に袈裟懸けにしている数珠をもぎ取り、刑部は数珠を出し、その後両者の数珠が空を飛びぶつかり合い、 突然東西を結ぶトンネルが現れ中央にはドーム状のものが出来上がる。 まったくもって意味の分からない演出となっている。 そもそも刑部に関しては数珠が気絶した官兵衛を持ち上げて運んだりと、アニメでのこの演出も出来なくは無いと 思わせる要素が原作には有るには有るが、忠勝の数珠は原作においてこのような使われ方は一切していない。 そして刑部と三成の繋がりはアニメ内である程度演出されているが、忠勝と家康においては繋がりが垣間見える演出等 されておらず、家康の移動手段だと認識されてもおかしくない演出のされ方であり、突然十一話においてこのような 演出をされても違和感しかない。 上へ 一つ前のページにもどる
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tunasarada【登録タグ 作T 作TU-Z 作り手】 特徴 piaproを中心に活動しているP。 ニコニコ動画では動画師の葉月ひよこ氏のアカウントから投稿されていることが多い。 リンク piapro YouTube 曲 Let me take you out to dinner PROGRAM BREAKER salutem drive アキノキリンソウ キタキツネの舞 静かな雨の夜 東京中毒 バクラの儀式 ビオラの花 落葉樹の森 CD まだCDが登録されていません 動画 コメント 名前 コメント
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ネオロマンスシリーズ ネタ装備 ねね ネオロマンスシリーズ コーエー(現コーエーテクモゲームス)から発売されている女性向け恋愛シミュレーションゲームの総称。 Bの商業展開は無双シリーズ関連というよりは、ネオロマンスゲームと酷似している。 ネタ装備 本来の装備体系の概念上、到底あり得ないような外見をした装備の総称。 多くの場合は、その内容で笑いを取る物である。 傘を刀剣の代わりにしたり、デッキブラシを槍や薙刀の代わりにしたりしてチャンバラ遊びをするという、 子供達の姿はごく有り触れたものであるが、これをゲーム上で再現したものと考えると想定しやすい。 その性能は基本的に両極端であり、外見を無視してでも使うべき高性能の物と、およそ実戦には使えないものがある。 いずれにせよ、性能面でも二重のネタになっている場合が通例である。 実際に外見をゲーム内で表示する必要があるため、基本的には3D表現が実現して以降の話となる。 最初期にこれを実装したゲームで最も有名なのは、スクウェアのRPG『ファイナルファンタジーVII』であろう。 本作で、「釘バット」や「銀玉鉄砲」といった、ネタ装備が初めてゲーム上で本格的に採用された。 一方、アクションゲームにおけるネタ装備は、カプコン…ではなくてセガが名手として知られている。 『ラストブロンクス』や『ダイナマイト刑事』といった諸作品が、ネタ装備を前面に出したことをご記憶の方も多かろう。 これ以降、ネタ装備はゲーム内のお遊びとしては一種の定番となった感がある。 さて、このようや伝統を踏襲してか、B内部でもネタ装備があるわけであるが、 『真・三國無双6(無印・猛将伝)』においてネタ装備がDLCとして実装されるや、これをパクリと非難するB厨が続出した。 しかし、この様なネタ装備は既に初代戦国無双(無印)の時点で実装されているため、 その意味ではBのネタ装備自体が無双のパクリであると言えよう。 ねね おね、高台院、北政所とも。豊臣秀吉の正室。 史実ではまだ身分の低かった秀吉と結婚し、夫の立身出世を陰から支えた女性。 当時としては珍しい恋愛結婚で夫婦仲はよかったが、秀吉との間に子供は生まれなかったため、 秀吉や自身の親類縁者を養子や家臣として養育した。 この中から、加藤清正や福島正則といった豊臣恩顧の子飼いの名将たちが立身を果たし、 彼らからは母親のように慕われたとされる。 また、遠征で城を空けることの多い夫に代わって城を切り盛りするなど、優れた才能を持っており、 秀吉はねねの助力がなければ天下は取れなかったという見方すらある。 夫の浮気や女癖の悪さに悩まされることが多かったものの、戦国時代を代表する良妻とされる。 ねねはBASARAシリーズでは未登場(作中で既に故人のため)だが、その扱われ方が度々問題視される。 というのも、2において、秀吉が将来自らの弱点でなりうる妻のねねを殺したという設定になっているためだ。 これは武論尊/原哲夫著の『北斗の拳』のラオウとユリアの関係を下敷きにしたものであり(*1)、 元ネタを知っている人であれば、秀吉の外見も相俟って納得することができるかもしれない。 しかし、史実の秀吉とねねが仲の良い夫婦であったことは先述の通りであり、 少なくとも史実の秀吉夫妻の姿を知っていれば「秀吉がねねを殺す」という設定にすることはないはずである。 つまり、秀吉がねねを殺したという設定は、ラオウネタを採用するためだけに使われたということだ。 創作とはいえ歴史上に実在した人物をモデルにしておきながらこのような設定にするのは、 ねね本人に対して、またねねを愛した秀吉に対して、そして『北斗の拳』に対しても失礼極まりない話である。
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--まずは、家康を登場させようと思った経緯を教えてください。最初は敵武将でしたよね。 山本:どちらかというと、本多忠勝から先に決まったんですよ。忠勝はあの容姿なので、某鉄人のノリにしたいなと思って……。 “巨大ロボットと、それを操る少年”という関係にあてはめる形で、家康も登場することになったんです。 今回の導入部。 このあたりの内容は、単純に基礎知識の確認と言うべきであろう。 勿論、忠勝公の描写それ自体に問題があるとの考えもまた再確認せねばなるまい。 --最初は忠勝メインだったのが、『英雄外伝(HEROES)』の元親ストーリーで、家康本人がクローズアップされたと思います。 山本:そうですね。 そのころから、家康本人を見直そうと思い始めまして。 元親と家康のストーリーでは、70年代くらいの、“昔の男の友情”を描こうと思ったんです。 番長同士が戦って、「お前もやるな」とお互い認め合うような(笑)。 ここも基本的には前段と同様であろう。 但し、そもそも家康と元親と言う人選自体が疑問視されて然るべきではあるが。 --それが『3』で主人公になったと。家康のように、シリーズを通じて成長する武将はほかにあまりいないですよね。 山本:まあ、容姿まで変わってますしね(笑)。 『3』の家康に関しては、“絆”がキーワードになっています。 信長や秀吉は、天下を武力で治めるんだろうなと想像できるのですが、家康の天下の獲り方や治め方には僕自身疑問があって……。 史実だと、政略結婚や一族を諸国に配置するという“人と人との繋がり”で統治しているというイメージなので、それを“絆”と解釈しようと考えました。 あと、家康には「狸」のイメージもありますよね。 『3』の家康は、すごく辛い部分も笑い飛ばして天下を平和に導こうという、自分への嘘のつき方が「狸」という描き方にしました。 本インタビューの問題点はここであろう。 用語集にもある通り、“絆”は、B3及びB家康のパクリを象徴するキーワードであり、 語るに落ちたというべきか、そのパクリの内実を自身が暴露する形となっている。 ここで、山本氏は「武力」と「人と人との繋がり=絆」とを対比的に述べており、 それが織豊政権と徳川幕府(ひいては三傑自体のあり方)の双方のイメージの根拠としているわけである。 勿論、根拠のないイメージなど単なる妄想でしかない以上、それ自体は構わない。 では、そのイメージは適切と言えるであろうか。 まずは、前者について考えてみたい。 ここでは、織豊政権が「武力」を直接用いずにその支配を拡大していったという史実、 つまり、織豊政権の持つ“人と人との繋がり”の問題について言及してみよう。 勿論、その反証には事欠かないわけではあるが。 まずは、織田家のものから述べてみよう。 第一に、織田信長の美濃支配である。 これは、「政略結婚」の結果である正室の濃姫の存在が、その正統性の大きな根拠となっていた。 第二に、織田家と浅井家との関係である。 小林氏のお気に入り(正確には演ずる能登女史であろうが)であるお市の方が、 政略結婚により両家の絆を作ったことは今さら言うまでも無かろう。 これ自体は破棄されてしまったが、それでも単なる武力行使とは程遠い姿であることは言うまでもない。 それ以外にも、信長自身の子である信雄・信孝らの養子縁組は容易に挙げられるであろうし、 そもそも織田と徳川の清洲同盟を補強した娘の五徳姫の存在もまた重要である筈である。 続けて、豊臣家のものである。 第一に挙げるべきは、宇喜多秀家の存在であろう。 彼自身はあくまで秀吉の養子であるが、それでも西軍の中心戦力として反徳川のために戦ったことは疑い得ない。 彼は人気の高い人物だが、貴公子然とした容姿や豪姫との悲恋の他以外にも、 亡き養父のために戦った、その誇り高き生き方を挙げる方は少なくない筈である。 第二に、彼の一門・譜代の扱いである。 彼の実弟の秀長が大和国で大権を振ったほか、浅野長政や蜂須賀正勝(小六)ら、 出自の低さ故に恵まれなかった一門衆や譜代を冷遇した例は少ない。 勿論、小早川秀秋もその一人である。 また、友人の前田利家や、子飼い衆達の厚遇ぶりもまた疑いようがないだろう。 勿論、後半生で彼らを切り捨てるような動きに出たことが、相対的に深刻な打撃になったことも否定はしないが。 いや、何よりも重要なのは、正室である高台院(ねね)との絆であろう。 政略結婚と現代では呼ばれるが、戦国時代においてはそれこそが慣例であったことは他言を要さない。 その中において、両者が当時は極めて稀少な恋愛結婚であったことはよく知られており、 その夫婦愛は、当時のみならず現代においてもなお貴重な物であると考えて良いであろう。 そして、両者が結ばれたのも、現代的な意味では純愛であったとほぼ考えて差し支えない。 何故ならば、当時の秀吉=木下藤吉郎は彼女より出自が低く、 容姿的にも到底異性の興味を惹くような人物ではなかったと考えられるからである。 そのような不利を越えたものであるからこそ、純愛と言う(些か大時代な表現であるが) 評価を下すことが出来るわけである。 さて、B作内では秀吉はねねを殺害するという(しかも低レベルなパロ目的で)展開になっているというのは、 用語集にもある通りである。 自分たち自身で絆を断ち切る様な物語構成を採りながら、それに基づいて浅薄なイメージを築くなど、 論外と言うほか無いだろう。 続けて、後者の問題である。 ここでも、前者の問題と同じく、イメージソースの逆となった史実、 つまりは徳川家(或いは家康自身)が絆を蹂躙した関係について触れることにしよう。 第一に触れるべきは、家康の正室・築山殿及び嫡男・松平信康の問題であろう。 築山殿の武田家への内通を警戒した信長の命令で、家康は築山殿及び信康の自害を命じられたのが定説だが、 不自然な点が多い(*1)ため、近年では築山殿及び信康と不仲となった徳川家康(*2)自身が、 築山殿及び信康に自害を命じたという説が有力になりつつある。 第二に、家康の二男・結城秀康の問題がある。 実の親子でありながら、家康と秀康の親子関係は極めて冷淡であったことが伝えられている。 それは、妾腹の産まれであることの他、当時は凶兆とされた双子であったことも尾を引いたためとされる。 後に彼は豊臣秀吉の元に養子に出されるが、これは体のいい厄介払いであったとも言われている。 このため、彼は仮にも徳川家の出身でありながら、徳川よりも豊臣家や石田三成と昵懇であった。 第三に、六男・松平忠輝の問題がある。 先の秀康以上に、この親子仲が険悪であったことは悪名高い。 忠輝の容姿が恵まれなかったことの他、幕府から危険視されていた伊達政宗との縁戚関係(*3)もあったろう。 いずれにせよ、当主の子が改易・幽閉されるというのは尋常なことではない。 そして、何よりも問題とされるべきは、豊臣秀頼との関係である。 大坂の陣で対峙した豊臣家の当主・秀頼は家康自身の義理の孫(*4)にあたる人物である。 さて、天下泰平のためとは言え、自身の孫を手にかけることは許されるべきことであろうか? 勿論、以上の言は、織豊政権の弁護と徳川幕府の批判を主旨としたものではない。 山本氏の両政権に抱く二分法的なイメージの根拠の恣意性の摘示にこそ、その主眼がある。 そもそも、二分法自体が分かりやすさを重視するが故に正確さを欠く構造的欠陥から不可避であるため、 基本的には使用を慎まねばならないのだが、このイメージ論にはそのような慎重さは欠片もない。 寧ろ、先に反例を列挙したように、この様な対立構造の図式は容易に逆転してしまうものである。 その意味では、織豊政権を「絆」の側、徳川幕府を「武力」の側に設定しても構わないことになろう(*5)。 何故、この様なことになるのか。 それは、先にも述べたとおり、イメージの根拠となる要素選出に関する恣意性の故である。 この様な二分法の図式自体、正確な資料の分析の結果として形成されるような代物ではなく、 逆に、既に出ている結論を補強するために捏造される類のものと考えるべきでさえあるからである。 当然ながら、そこには牽強付会もダブルスタンダードも露骨なまでに存在することになる。 では、この場合における「既に出ている結論(或いはその目的)」とは何であろうか。 その答えは、教科書たる『戦国無双3』のパクリ、ひいては乗っ取り以外にあり得ないと考えて良い。 何故ならば、用語集にもあるように、「絆」の単語は『戦国無双3』の統一テーマとして、 B3制作発表の時点で既に明らかになっていたものだからである。 なお、作中においては秀吉と家康の絆が描かれる場面があり、 B3における両者の関係は、これを意識したのではないかとの穿った見方も出来よう。 これ自体は本インタビューとは直接の関係は無いが、この動きの傍証として『戦国無双3』発売の時期は、 異常なまでに各所で工作と思われる動きが活発化していたことをご記憶の方も多かろう。 また、これに類する動きの記録も、用語集の各所に残っているので適宜参照して欲しい。 話を戻そう。 作品の中心人物が、その作品を立場的にも内容的にも象徴するのは論理的には必然とさえ言える。 B3の中心人物が家康であり、彼がB3を象徴するキャラクターである以上、 B3家康がB3のパクリを象徴する単語である「絆」を連呼するのはその意味では当然なのであろう。 そして、それが上辺だけのものであるが故に、空回りと評価の低下に繋がるのもまた然りである。 話を最終段に移す。 史実における家康が「狸」と揶揄されるのは、巷間良く知られた話であり、引用者自身も否定しない。 しかし、何故ここで態々その言葉を使う必要があるのであろうか。 繰り返しになるが、B3家康を象徴する単語は「絆」である。 それと、史実における家康の狡猾さや不敵ぶりを象徴する「狸」とは、どのような関係にあると言えるのか。 そもそも「絆」とは何であろうか。 用語集においては、「分かち難い人と人との繋がり」と定義されているが、 このような利害を排した純粋な人間関係は、当然ながら偽りを排した誠意の存在が前提なのは論を俟たない。 しかしである。 僭越ながら、己の周囲に目を配り、自分の胸に手を当てて考えて頂きたいのであるが、 一切の利害・偽りを排し、所謂「本音」と「建前」の本音を言い合える人物は、 貴方の周りにどれだけいるだろうか。 ほぼ全ての人に共通して、その様な関係にある人物は、極々限られた人数しかいない筈である。 勿論、これは皆様の人間関係の技能の拙さを論いたいのではない。 真に「絆」と呼ぶに足る人間関係が如何に稀少であり、形成し維持するのが如何に困難であるかと言うことを、 今一度確認しておきたいのである。 同時に、そのような関係を容易に築くことが出来ない程、 人間の持つ個性や価値観、あるいは立場と言うものは多様であるということである。 そのために、世にある人間関係の圧倒的多数は、「本音」と「建前」と建前の側、 大義名分で覆われている利害関係や仮面の友好である。 これもまた、肯定し難い現実ではあるけれども、「本音」が必ずしも正しいものである筈もなく、 往々にして人間の「本音」は救い難いものである以上、そうでなければ世の中は成り立たない。 だからこそ、「絆」の貴重性を認める一方で、それを公然と説くことは厳に慎まねばならないだろう。 そんなことを恥ずかしげもなくできるのは、詐欺師か新興宗教の教祖位のものであるから。 話が横にずれがちで恐縮であるが、いずれにせよ「絆」を説くことは、 別言すれば「嘘偽り」を排除することと表裏一体の筈である。 自身が誠意を著しく欠いた時点で、他者に誠意を求めるなど論外であろう。 その意味では、他者を偽る「狸」は、「絆」を説く人物の形容としては矛盾の極地である。 だが、あくまでも山本氏は「狸」としての家康像に固執するのである。 再度引用しよう。 『3』の家康は、すごく辛い部分も笑い飛ばして天下を平和に導こうという、自分への嘘のつき方が「狸」という描き方にしました。 己を偽る様な人間に、「絆」を説く際に求められる赤心を期待するのは論外であろう。 それだけではない。 最早何度目になるか数えきれないが、ここにはBの持つ作品的な欠陥がまたもや露呈しているわけである。 それは、中途半端に史実の要素を採用したが故に、キャラクターが保持すべき一貫性が崩壊するという事態である。 もし、本気で「絆」を説きたいのであれば、史実の「狸」路線は否定せねばなるまい。 反対に、あくまで史実の「狸」路線を選ぶのであれば、「絆」を説くのは無理筋である。 結果として、B家康は公式の目論み通りとはならず、当然ながらその評価は低迷したわけである。 BASARAファンの多くが、B家康を偽善者として嫌ったというが、それも容易に理解出来よう。 余談であるが、本インタビューの転載に関し、背景にあったB家康のイラストが度々目に入ったのだが、 その度に吐き気を催してしまった。 それは単純にグラフィックがゴミだからではなく、このような精神的腐敗が透けて見えたからだと思える。 --なるほど! それはおもしろい解釈ですね。 山本:舞台「戦国BASARA3」の時に舞台用に家康エンドを作ったんですが、そのときはゲームのエンディングの少しだけ先まで描いたんです。 三成を倒した家康が「よし行こう、みんなが待ってる」というセリフを言うんですが、それもみんなが待ってるから行きたいわけではなくて、 彼がその後も自分に嘘をついて進んでいくということを匂わせたセリフです。 正直に言って、インタビュアー氏は仕事上、やむなくおべっかを使っているのではなく、 本当はB厨の類なのではないかと思える発言である。 B3の舞台は評価が振るわなかったとのことであるが、それも納得の内容ではある。 --『3』で、家康と三成の関係を掘り下げようとしたのはなぜなんですか? 山本:これまでは巨大な敵が相手だったんですけど、今回は同じ背丈の人間を描きたかったんです。 身近にいた人と敵対するという……実は元ネタは某特撮なんですけどね(笑)。 それで三成もシルバーの甲冑っぽくしたというか。 ここで触れられた某特撮とは、『仮面ライダーBLACK』とされる。 同作品では幼馴染かつ親友の二人が敵対するという構図であり、 B三成はライバルキャラである銀色の悪の仮面ライダー=シャドームーンが元という形になるのであろう。 一方、主人公の仮面ライダーブラック=ブラックサンとB家康は太陽繋がりになるわけである(*6)。 確かに構図的には符合する(そもそも、太陽と月のモチーフは普遍的なものである)が、 態々特撮ネタをこのようなところでやられても正直困惑するだけである。 --『宴』では、ゲームで初めて2人の豊臣時代が描かれましたね。 山本:あの頃の2人は、なんだかんだ言って絆もあって……どう見ても友人ですね(笑)。 『宴』では、ほかにも「かごめかごめ」の話が松永のストーリーに出てくるのですが、あれは徳川埋蔵金の伝説からネタを取っています。 「かごめかごめ」の童話には、徳川埋蔵金のありかが隠されているという伝説ですね。 『宴』でこのネタが表現できたのは、個人的にうれしいですね。 「どうみても友人」とあるが、それならば尚更三成と秀吉の間の「絆」を蹂躙した家康の罪は重くなるのではないか。 ところで、ここに挙げられている「かごめかごめ」の伝説とは何であろうか。 「かごめかごめ 籠の中の鳥は 何時何時出会う 夜明けの晩に 鶴と亀が滑った 後ろの正面だあれ」 ※ この歌詞自体はインタビュー内容には含まれない。 この歌自体は、自然発生した一種の童謡や遊戯の一つであって、明確な出所は存在しない。 一応統一的な歌詞自体はあるが、それはあくまで後世編纂された後発的なものである。 そのため、この歌詞には定まった解釈の類は存在し得ず(そもそも明確な意味自体あるかどうか疑わしい)、 その解釈の一つに徳川埋蔵金の伝説があるわけである。 それは、歌詞にある「鶴と亀」が日光東照宮に幾度も描かれているため、そこから飛躍したと推察されている。 勿論、この話自体は信憑性皆無の俗説以外の何物でもないわけであるが、 この話はTVで採り上げられたことがあるらしく、そこから山本氏は「知識」を仕入れたようである。 つくづく思うのであるが、どうしてB公式は歴史の本筋を一切斟酌しない一方で、 このような根拠不明の傍論・俗論の類を嬉々として語りたがるのであろうか。 3で題材とした関ヶ原も、肝心の歴史的背景をおよそ描写していない以上、 態々このような俗説を紹介したところで、歴史物としては焼け石に水にしかならない。 一般論として、正式な教育や知的訓練を経ていない人ほど、この様な珍説奇説に嵌るらしいのだが。 --今後、『戦国BASARA』のなかで、こういう家康を描きたいというところはありますか。 山本:彼の弱い部分も描きたいですね。 ずっとガマンしているのがちょっとかわいそうで……。 自分自身にも嘘をつきとおす人間なので、誰にも弱みを見せない。 その背負ってる重荷を少しでも取れればいいなと思っています。 B3の家康が異常なまでのゴリ押しをされてきたのは周知の通り。 それでもなお、公式としてはまだ贔屓の余地があるらしい。 『戦国BASARA』の徳川家康はこんな武将! 絆の力で天下を統べる! 昔はよく誘拐されていた 忠勝のことかーっ! シリーズをとおしてむきむき成長 何というのか、阿呆らしすぎてコメントや反論のしようがない。 付録:BSR48総選挙結果 第1回BSR48選抜総選挙、ついに結果発表! 1位 伊達政宗 6968票 2位 石田三成 4634票 3位 真田幸村 4148票 4位 片倉小十郎 3620票 5位 猿飛佐助 3408票 6位 毛利元就 3294票 7位 長曾我部元親 2554票 『宴』に同梱されていた投票券で投票ができた人気投票「第1回BSR48選抜総選挙」! その開票イベントが1月28日に開催され、左のような順位となった。 1位はやはりというべきか、貫禄の奥州筆頭に! 同ページに掲載されていた、総選挙の結果。 これに、ゲスト枠として織田信長が加えられ、ドラマCDが製作されるとのこと。 基本的には本インタビューとは無関係であるが、掲載されている以上は一応分析してみたい。 第一に指摘できるのは、その人選の硬直性である。 名を連ねるキャラは殆どが初代以来のものであり、2以降に登場したキャラが入選していない。 換言すれば、公式に魅力的な人物造形を行う力量が枯渇しつつあるということである。 一応、片倉と石田は初代には登場していないが、他作品キャラのデッドコピー色が特に強いこの二人を、 創作の範疇に入れることは許されないであろう。 特に、カプコンの競合企業であるSNKのキャラのデッドコピーであるB三成に主要キャラが競り負けた現状は、 相当深刻なものがあると言える。 第二に、女性キャラの完全な不在である。 Bの主力層が腐女子であり、彼女らが女性キャラに投票しないであろうことはほぼ確定路線であったが、 ここまで露骨だと流石に鼻白むものがある。 第三に、これは本記事とも関係する事ではあるが、何故か家康が居ない。 本インタビュー記事の対象者であり、最新作の主人公格が不在と言うのは余りにも情けなさ過ぎよう。 重複することになるが、公式側の創作能力の欠如は相当な物になっているようである。 総じて、作品を盛り上げる(或いは搾取する)ための人気投票である筈が、 作品内部の硬直化とファン層の偏向を明らかにしただけであるという、 相当お寒い内実を露呈する結果であったとは言えるのではないか。
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masaru / 【マサル】 saito / 概要 プロフィール 関連リンク 概要 「ポップンミュージック」シリーズのスタッフ。 プロフィール 関連リンク スタッフ
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